ガソリン狂騒曲
ご無沙汰しております。ナドヤマでございます。
今日の昼下がりでございます。
おや、予想に反して空いているなと
いつものスタンドにはいりましたら
「レギュラー売り切れました」と書きなぐられた紙が
軽量機に貼られて、春風に煽られておりました。
憤懣やる方ございません。
しばらくさだめると書きまして「暫定」でございます。
いったい、いつまでの暫定措置やら
さらに迫り来るは、怒涛の便乗値上げの大波。
我々庶民には、まさに泣き面に蜂でございます。
「ご迷惑をかけ責任を感じております。
国民の皆様には、ご理解を求めたい云々」
相も変わらず蛙の面に小便なのは、
永田町の古狸と霞ヶ関の化け狐様方でございます。
ふと思い出しましたのが「シリアナ」という
石油利権に複雑に絡む陰謀を描いたサスペンス映画。
やはり地球は、アメリカの資本家のてのひらの上で
転がされているのでしょうか?。
まさか21世紀になっても化石燃料に振り回されるとは、
手塚治虫もアイザック・アシモフも、どのSF作家も
想像できなかった、あるいは想像したくなかった
未来ではございませんでしょうか?。
願わくば、技術大国の威信に懸けて
クリーンな資源で21世紀の産業革命を
起してほしいものです。